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2019/6/22/Sat
夏酒と梅雨空とオペラ
「夏オンザロック」という酒は、十数年前に、惣誉が日本酒を夏に楽しむための提案として、世に出した製品である。やはり、日本酒は秋から冬の寒い時期に沢山飲まれる酒で、暑い夏はどうしても消費量は下がりがち。夏に飲む酒として、本醸 […]
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2019/1/3/Thu
新年の鏡開き
紅白歌合戦を久しぶりにしっかり見た。大好きな米津玄師とサザンオールスターズが両方とも出るのだもの。とても良かった。そうしているうちに、2018年も終わり、平成最後の年がやってきて、おだやかなお正月を迎えている。今年も蔵人 […]
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2018/8/5/Sun
お祭り当番
7月最後の週末、神社の夏祭りの下当番をした。惣誉の蔵の南側に、「星の宮神社」がある。この神社の祠には、5つの神様が同居している。祠のなかには、星の宮神社、浅間神社、大神宮、八坂神社、そしてお稲荷様のお社が並んで収められて […]
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2018/6/24/Sun
酒肴をこらす
ひと月ほど前、5月の終わりに、惣誉の酒蔵で30名の来客を手料理でもてなす、という行事があった。とても好きな人たちで、気の置けない仲間なので、楽しい会にしたいと思った。みなさん、他県からのお客様。折角、ここまで来られるのだ […]
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2018/3/16/Fri
梅の花の咲く頃
最近、ふとした拍子に、父のことを知っている人に出会うことがある。 直接は知らなくても、やっていた仕事を知っていたり、上司や、同僚だった人と知り合いだったりする。話のなかに、父の生きた時代が蘇ってくる。 家族としては、家庭 […]
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2017/11/12/Sun
顔合わせ会
酒造りが始まった。 先週は、蔵人の入蔵が済んで、皆揃ったので、恒例の「顔合わせ会」であった。 蔵の神様に酒造りの無事を祈願するお参りをして、その直会をし、気持ちを一つにして頑張っていこうという節目の会である […]
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2017/11/8/Wed
秋の日に
10月の台風で木の葉はほとんど散ってしまうのではないかと思ったが、まだまだケヤキもプラタナスも、黄色い葉を留めている。陽が当たる銀杏並木は、すっかり色付いて美しい。 もう冬の入り口、というわけでもない。気持ちが先走るのは […]
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2017/8/7/Mon
村上海賊の娘
「惣誉」は、なぜ、惣誉という銘柄なのか。銘柄名の由縁は何ですか。と、よく聞かれる。当主の名前が、惣兵衛、惣右衛門と、一代おきにこのふたつの名前を襲名してきて、この惣の字を採って、「惣誉」となっている。(しかし、現在の当主 […]
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2017/7/22/Sat
酒が弱いという心得
日本酒の蔵元はお酒、強いんですか?奥さんも?いや、私は弱いんです。すぐ真っ赤になっちゃって。と、言わずに済んだらどんなにいいかしら。ええ、大好きです。やっぱりお酒造って売っているのですから、沢山美味しくいただけます。と、 […]
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2017/6/4/Sun
酒席の着物
着物に興味はなかった。成人式の時に人形のように着せられて、結婚式に着せられて、子供の七五三でちょっと写真撮るのに着せてもらって、それぐらいの付き合いでしかなかった。次々に巻きつけられる紐類。ぎゅうぎゅう締められるお腹周り […]