惣譽酒造株式会社

酒造夜話

夏酒と梅雨空とオペラ

2019
622
Sat

「夏オンザロック」という酒は、十数年前に、惣誉が日本酒を夏に楽しむための提案として、世に出した製品である。やはり、日本酒は秋から冬の寒い時期に沢山飲まれる酒で、暑い夏はどうしても消費量は下がりがち。夏に飲む酒として、本醸造の原酒をオンザロックでのんでみては?という「夏の日本酒オンザロック」である。 たっぷりの角氷をグラスに入れて、少量注ぐ。氷をなめなめ、チビリチビリと飲むのである。いやあ、そのままが美味しいよね、氷で薄まっちゃう。と、おっしゃる方も多い。昔からの惣誉飲みの方たち。(お酒が強いのだもの)。だから、一回に口に入れるくらいを注いで、くっと飲むと、薄まらずに冷たい惣誉の本醸造の味がする。

それでは、サワーはどうかな。炭酸水で割ってみる。これは、やはり、ピザかな。と、ピザを焼いてからシュワシュワと注ぐ。「夏ウィズザスパークリング」は、何の酒が入っていても、アルコール分を少しだけ感じるシュワシュワした味、でした。レモンサワーで十分。惣誉には発泡酒のラインナップがないので、どうでしょう、と、思いましたが…。やはり、オンザロックはオンザロックで。

昨日は社長の高校の同級生のオペラ歌手の大貫さんのコンサートに出かけた。宇都宮は地元なので、とても家庭的な雰囲気のコンサートで、観客もソリストもリラックスしていて居心地が良い。いや、観客をリラックスさせてくれる一流の歌い手である。外は相変わらずの梅雨空で、ザザアと雨が急に降ったり止んだりの天気。大貫さんのコンサートは雨が多いと、ピアニストの佐手さんが話していたけれど、強力な雨男らしい。深いバリトンの音色に魅了されて会場を後にすると、夕方から降っていた雨は小止みになっていて、フィガロフィガロとつぶやきながら車に乗り込み、運転して家路についた。